スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程2回生森理紗子さんが、「Biochemical and Biophysical Research Communications」に原著論文として掲載されました。
近年、骨格筋量の維持・増進におけるビタミンDの重要性が多く報告されています。この論文では、坐骨神経切除により萎縮したマウスの下肢筋において、ビタミンD代謝に関連しているタンパク質の発現量が変化していることを報告いたしました。これは、骨格筋量の減少において、ビタミンDの代謝が関連している可能性を示唆しています。本研究は、骨格筋におけるビタミンDの作用を解明するための一助となる可能性があります。
Mori, R., Yokokawa, T., & Fujita, S. (2020). Modified expression of vitamin D receptor and CYP27B1 in denervation-induced muscle atrophy. Biochemical and Biophysical Research Communications, 529(3), 733-739.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0006291X20311529